ナノトライポロジーについて

摩擦を科学的に研究するために、1966年ギリシャ語の「トリボス(こする)」にちなんでイギリスで作られた学問がトライポロジーという学問です。したがって、ナノトライポロジーとは、摩擦現象のナノ(10-9)オーダーでの振舞いやその制御について研究する学問体系ということができます。


ナノトライポロジーという学問領域がなぜ広まったのかといえば、近年のナノテクノロジーの急速な発展に伴う素子の微細化が原因であり、例えば、半径1cmの球体を1nmに縮小すると、表面積の体積に対する比率は1000万倍に増加します。このとき、表面を介して働く微視的な物理・化学結合が顕在化し、摩擦力が極めて大きくなるのです。したがって、マイクロマシンの稼動や原子・分子の操作を安定に遂行するのは摩擦の影響により困難になります。それ故、産業上の要請から低摩擦条件の探索が急務なのです。


ナノトライポロジーという学問領域は、今後、固体超潤滑素材の開発によって、精密機械や微細素子の極めて長時間にわたる安定的な稼動が可能になります。更に、材料や医療・バイオなど様々な分野での活躍が期待できるでしょう。


このように、ナノトライポロジー研究は、ナノの立場からすべての事象のエネルギー損失を最小限に抑え、夢のゼロミッション社会を実現する原動力となり、きわめて大きな経済効果が期待できるでしょう。

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レーザー核融合の使い道

核融合(発電)とは、エネルギー問題を解決する上で決して欠かすことのできないエネルギー源であることはほとんどの人が知っているかと思います。


普段、我々は原子力発電所や石油・石炭による火力発電所から取り出されるエネルギーを用いて、従来とは比較にならぬほど豊かな暮らしをしているはずです。


これに伴って、環境への影響が叫ばれる現在はエネルギーを消費することばかりに目を向けることはできず、我々が利用するエネルギーの代償を重要視し、環境問題やイノベート化されたエネルギーの効率的利用システムの積極的導入などについて日々検討すべきだと思います。


これから先エネルギー問題を解決する上で注目をあつめるのは、環境に配慮したエネルギー源である風力や太陽光、核融合などがあるかと思います。


風力や太陽光はもっとも有力ですが、何せ自然の影響をもろに受けやすいところが欠点であり、核融合発電へのつなぎとしての役割を演じるだけとなるでしょう。
(ただ、太陽光は地域によっては凄まじいエネルギーを取り出せるのであまり否定はできないでしょうが)


さて、今回はその核融合がレーザー核融合として他の分野へも影響を与えていることを少しでも垣間見て頂くためにその応用分野を少しだけ紹介します。

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あゆみ棋聖戦

10月21日は『あゆみ棋聖戦』の予選開始日です。

『あゆみ棋聖戦』とは、インターネット将棋『あゆみ(歩)サロン』で開催される『棋聖戦』です。

僕は、以前参加したのですがその時は、棋聖戦ではなく、普通の『あゆみ杯』でした。

今大会に参加するには『入室登録申請』というものが必要ですが、これは管理人にメールを送れば直ぐですし、大会エントリーもすべて無料です。

興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか^^

ちなみに僕は今回、優勝を狙いにいきます!(って前回は相手が悪くて1勝しかできなかったんですけどw)

内容が難くなってきたカナ...

ブログの内容を大幅に変更しようかな〜と考えてみたり^^

今までの内容だと『記事を正しく読める人』は限定されるので、少し軌道修正をした方がいいのかな。

このブログの趣旨をちょっと分析してみると、カテゴリー一覧が『科学、数学、物理学、・・・哲学、ニュース、資格』となっており、話が若干かたい気がする...。

しかも、数式を思う存分用いているので、読者層は超限定的になってしまうのではないだろうか。

恐らく、このブログは数学に興味があり、かつ、物理学に多少なりとも興味がある人がみるようなものとなっているような気がします。

つまり、数学だけ好きな人は、あまり頻繁にはここにはこないし、物理学が好きな人はまず絶対数が少ない(高校で物理やってない方がいるから)ので、アクセス数上昇のキーにはならないと思います^^;


と、いうことは、、、全然ダメですね...。


基本的に僕は多趣味なので、数学・物理学以外にも政治・経済なんかの話題や漫画・ゲームの話も好きです^^


う〜ん、これからどうしようか...。

そういえばこんなのもあったねぇ

送電線プツリ 電気どうなってる?/鹿児島市


引留鉄塔というやつが電験にもありましたよ^^

まあ、今回の理由としては「電線を鉄塔で結ぶ場合、上空を通過する民家の承認が必要だが、全員から得るのは困難なため」とのことのようです。