コマネチ大学数学科で出題された問題

『千本の棒を用いて正四面体を幾つかつくり、これらを積み重ねていくと最高何段の正四面体のタワーができるか』という問題です。


ちなみに棒はすべて使う必要はありません。


一応、やってみましたので、解答が気になる方はご覧下さい^^


解)
n段目で最高の段数になるとすると

1段目で使用する正四面体は1つ、2段目は3つ、3段目は6つですから

1,3,6,...

という規則性がみえてきます。これを数列{an}とし、以下のように数列{bn}を定義する。

b_n=a_{n+1}-a_n

この数列は

b_{n}=n+1

ですので

a_{n+1}-a_n=n+1

となります。
この数列を繰り返し用いると

a_n=n+a_{n-1}=...=\frac{1}{2}n(n+1)

と変形できます。

そして、

6*\sum_{k=1}^{n}\frac{1}{2}k(k+1)<1000

を満たす最大のnを探せばいいことになりますね。

これを整理すれば

n(n+1)(n+2)<1000

となりますから

n=9

のとき、この不等式を満たす最大のnであることが容易にわかります。

したがって、9段目のときが最大のタワーをつくることになりますね。

ちなみにあまりは10本です。


Q.E.D