前回の記事『オームの法則』の続き
ラプラス変換の定義式は、このようになります。
これを以前紹介したRLC回路の過渡現象を記述する方程式に適応すると
が
となり、ラプラス変換には線形性
(重ね合わせ原理により証明できる)
がありますので
ここで、とすると、,に関するラプラス変換はそれぞれ以下のようになります。
(これらはラプラス変換の定義に従って容易に導出可)
従って
となり
とし、整理すれば
となります。
このG(s)は伝達関数と呼ばれます。
入力信号v(t)によって出力信号i(t)が変化しますが、伝達関数G(s)(正確にはインディシャル応答g(t)ですが)を媒介にしてi(t)が容易に求められるのがこのような方法です。
今は、具体的にv(t)を決定していないので、i(t)は求められませんが、一般化したi(t)を導出しようと思えばできます。
そこまで書くと莫大な長さになってしまうので、ここでは割愛させていただきますね^^