ポアンカレ予想解決か...!

今日、朝日新聞の一面記事の端に、『100年来の難問、解けた?』ってあったので、気になって二面記事を開いてみました。


すると、ロシアの数学者グレゴリー・ペレルマンによってミレニアム懸賞金が掛かっている7つの未解決問題の1つ『ポアンカレ予想』が解かれているかもしれないということです。


数学者の間では随分前から話題になっているようで、漸く新聞にも載る程度になってきたのかなと思います。


ところで、ポアンカレ予想とは、朝日から借用しますが

3次元の閉じた多様体で基本群が自明なものは、3次元球面しかないという予想です。普通にイメージされる球の表面では、表面に置いた輪を限りなく縮めて1点に集めることができます。このような性質を『基本群が自明』といいます。トラース(ドーナツ)の表面は基本群が自明でないことがわかっています。

です。


一見難しそうにみえる4次元以上での閉多様体問題ではすでに解決済みで、残るは3次元だったところ、『遂に解決か!』ってところまで来ているのですが、このような歴史的快挙になる未解決問題の解決というのは、検証に時間がかかるようです。


早ければ、今年8月に開催される4年に1度のフィールズ賞選出で有名な国際数学者会議がスペインであり、そこでもポアンカレ予想についての講演があるそうで、もしかすると解決の発表があるのかもしれません。


ところが当の本人は、まるで凄い事をやってのけたという意識は毛頭なく、専門誌にも投稿しないくらいあまり期待していなかったといわれています。


高校生のときには、数オリ全問正解で金メダル取ったそうですが、凄すぎますよ^^;


でも、こういった数学者の成果を聞くとこちらとしても当然ながらもっと精進しなければと起爆剤としてやる気に繋がってくるので、自分にとってかなりプラスになるのではないかと思います。