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結局は、唯一無二の真理というべきものは数学という学問となってしまいますよね。
数学にある程度精通している者なら誰もがお分かりなことですが、一応その理由を確認しておきましょう。

相当有名な例ですが、三角形には内角の和は180度っていうのがあるんですけれど、誰からどのようにその角度を見ようとも、決して180度以外の角度にはなり得ません。(但し、今は2次元空間の三角形を3次元空間へ投射し、ガウス曲率の観点から180度以外になるってのはなしですよw)

要するに数学にある公理から導かれる定理というものは、絶対的・未来永劫不変なものだと考えられます。

りんごが落ちたこと(分り易く説明するために導入されたウソのお話だそうですが)から万有引力の法則を発見したニュートンの時代は絶対空間・絶対時間、エーテル仮説がありましたが、いわばこういった考え方は数学には適応できますよね。

一方、相対性理論の場合は、相対空間・相対時間、エーテルなんて存在しないといってますから、これは数学の本質とは相容れないものがありますよね。
(但し、アインシュタインが数学が苦手だったのは上記の事項と無関係かと思いますがw)

結局は、『科学』は相対化して考えるため『アインシュタイン型』、『数学』は絶対化して考えるため『ニュートン型』だと言えると僕は思います。