一般相対性理論の破綻!?

重力の影響を外したのが特殊相対性理論であり、それを考慮したのが一般相対性理論


一般相対性理論とはどの慣性系から観測しても光速度は常に不変に保たれるというのが理論としてあったのであるが、宇宙の果てはどうなっているのかを考えてみるとしよう。


現在の科学では、高密度・高温の収束体の一点からビッグバン理論によって宇宙膨張が繰り出されてきたことがわかっている。


天体に存在するヘリウムの残量や重力赤方編位(あらゆる天体からみても全ての天体は波長の長い赤い光をだしている)などで宇宙膨張説の実験的確実性は高まっている。


アインシュタインは宇宙を絶対空間だと信じ宇宙膨張説に異論を唱える形で、アインシュタイン方程式なるものにアインシュタイン定数という未知の宇宙定数項を加える形で、宇宙膨張に歯止めをかけようとしてしまう。


後に、彼は『人生最大の失敗だった』と自分の過ちに悔いを感じるが、一般相対性理論が他の研究者に検証さえるにつれ、その定数項は実は正しいのではないかと考えられるようになったことは比較的知れ渡っている事実である。


さて、さっきいった宇宙の果ての問題だが実は純粋理性批判で有名な哲学者カントをも悩ませる未解決の難題であるのだけれど、物理学の世界では仮説なら幾らでも立てられることから、以下のようなものが有力の説としてある。


宇宙の末端は特異点であるため一般相対性理論では説明しきれないことがわかっているようだ。そこで量子重力理論という新しい概念を用い、宇宙に果てはなく地球の表面みたいに宇宙も回転しているのではないかという学説さえある。


ということは、ずっと真っ直ぐ進み続けると元いた場所に戻ってくることになるだろう。これは非常に驚嘆させられるものであるように思える。


普通にそんなことは可能なのだろうか...。